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【感想】「くらやみの物語」 武鹿悦子 小峰書店

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👓本の紹介

  • 書いた人 武鹿悦子
  • 絵  東逸子
  • 会社 小峰書店
  • 発行日 1997年8月5日 第1刷発行
  • 価格 定価1200円

 

✋選んだのは

 くらやみという言葉が抽象的で、どんな物語なのかと関心を持ったために手に取りました。

 

📖本のまとめ

 友達と一緒に遊ぶ予定だった花火を母親にダメにされたコウタ。意地を張ってトンネルに入ると、くらやみの世界に引きこまれて不思議な妖怪たちと出会う。くらやみの世界から出るためにトンネルで出会ったハッチョトビと大鬼退治を決意する。

 

❤感じたもの

 意地を張るのはやめようというメッセージを受け取りました。

 

 冒頭で母親に花火を水につけられて、コウタが素直になれなかったのがきっかけとなり物語が始まります。

 

 シャリ爺の言っている誇りを捨てることが、コウタにとっての大鬼退治だったのでしょう。シャリ爺は誇りは抗議だと言います。

 

 抗議をやめるのは難しいです。

 

 コウタにとっては母親への抗議や友達への抗議など、色々な想いがあったと思います。

 

 意地を張り続けているとくらやみの世界に引きずり込まれてしまうよというのが、著者のメッセージなのだと思います。

 

 素直になりましょう。

 

 コウタは最後に素直になります。よっぽど怖い思いをしたのでしょうか。

 

 素直になったコウタは聞き覚えのある皆の声に安心したようです。

 

 そこには張っていた意地も消えています。

 

 大鬼退治に成功して意地も消えたのでしょう。

 

 長いトンネルから抜けだしたのですね。

 

 一旦意地を張りだすと、抜け出すのはおそろしく勇気が必要になるというのが身を持って分かったと思います。

 

 コウタが光の世界へ戻れてよかったと思います。

 

 コウタは今回の冒険を覚えているでしょう。

 

 素直になれば長いトンネルも抜け出せます。

 

 面白いお話でした。

 

 読んでいただきましてありがとうございました。

 

おすすめカタツムリ 🐌🐌🐌🐌 4

 

くらやみの物語 (新しいこどもの文学)

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